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韓国語

1.ハングルはどうやってつくられたのか?
 ハングルとは、韓国語固有の文字のことをいう。ハングルは朝鮮王朝の第4代目の国王である世宗の指示により「集賢殿」という研究機関の学者達の協力を得て1443年に完成、1446年に「訓民正音」という名で正式に公布された。
世宗の文字制定の意図は、世宗みずから訓民正音の序頭に書いているように、それまで使われていた漢字・漢文は韓国語を表記するには不便であったことと、漢字や漢文を自由に使えなかった庶民への配慮から。
基本的な文字は初め28文字だったが、その後4文字がつかえなくなり、現在は24文字となっている。ハングルという名は1910年、国語学者である周時経によるものであるといわれている。その原義は「ハン(大きい)+グル(文字または文)」からなる「大いなる文字」という意味。

2.韓国語の名称
 言語の名称については、一つに統一されていない。まず韓国における名称はいずれも「韓国語」という意味の「ハングゴ」「ハングルマル」。北朝鮮では「朝鮮語」という意味の「チョンノ」「チョソンマル」
 日本における名称は「朝鮮語」「韓国語」「コリア語」「ハングル」など、さまざまな名称があるうえに最近では「ハングル語」という名称まで現れている。学界では一般に「朝鮮語」と呼ばれているがこれは日本で伝統的にこの名称が使われてきたという事と、韓国語という朝鮮半島の南半分の言語しか指さないように受け取られかねないということからきていると思われる。「コリア語」という名称は中立的であるという点はいいが、日本語の語彙として熟していない「と印象もある。また「ハングル」という名称がよく使われているが、「ハングル」とは日本語の「ひがな」とか「かたかな」などのような文字の名称であって、言語の名称ではない。

3.韓国語の文法は日本語とそっくり
 韓国語は日本語と語順がほとんど似ている。日本語のように「てにをは」がある、敬語があるなど、日本語と類似しているところが多い。語順の全く違う英語やドイツ語・フランス語のようなヨーロッパ言語よりは日本人にとってはまなびやすい外国語かもしれない。

4.韓国語の発音は日本語よりかなり難しい
 韓国語は日本語に比べて子音と母音の数がはるかに多い上に、日本語にはない発音も少なからずある。

5.韓国語の語彙について
 韓国語の語彙は大きく「固有語」「漢字語」「外来語」の3つに分類することができる。固有語は韓国語固有の語彙で、日本語の「やまと言葉」に相当するもの。固有語は漢字では表記せず、必ずハングルで表記。 
 漢字語は日本語の漢語に相当するもので、表記は漢字とハングル両方とも可能。韓国語の漢字語の読み方は、日本語とは違って、訓読みは一切しない。常に音読み。
 外来語は外国語の原音に充実して発音するので日本語の外来語の発音とはかなり違うところが多い。


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